きなしょうが(熊本県宇城市)

「きなしょうが」とは、黄色く香り高い生姜

生姜の生産地と言えば高知県が有名(生産量日本一)ですが、次いで2位なのが熊本県です。そんな熊本県の宇城市小川町海東地区のブランド生姜として誕生したのが「きなしょうが」。現在は10軒の農家さんが丁寧に大切に育てています。

実は、そのうちの1軒が私の大学時代の親友の実家。親友の彼は、長男ですが生産は次男が継いでいます。彼はというと食のブランド化に取り組み、生姜をはじめ様々なものを日本全国、世界全体に向けはっっ新する取り組みを行なっています。少し話はそれましたが、、、

この生姜、ある時期に突然変異でできた生姜で、「きな」とは熊本弁で「黄色い」という意味の言葉で文字通り通常の生姜よりも色が鮮やかで一株一株が大きいのも特徴です。食べる際の特徴としては香りが良く、味が濃いので、すり下ろして薬味に使えば少量でとてもよいアクセントをつけてくれます。

輪郭がハッキリした味と香り

私は、このきなしょうがを味わった時にとても感動したのを覚えています。それまで食べて来た生姜とは全く別物。切ってみると、まず色が濃い。そして香りがものすごく立っています。薄くスライスし口に放り込み、噛んでみると味が濃い、辛い。噛み締めていくと奥から甘味が出て来ます。飲み込むと鼻を抜ける香りの余韻がなんとも爽やか。今までの生姜の味がぼやけていたと感じる程。と、褒めちぎっていますが、気になる点も上げておかなければなりません。

かなり繊維が硬いのは木になるところ。包丁を入れた時の感覚はズズズズっと繊維を断ち切っているのがわかります。通常の生姜より繊維がしっかりしているので、すり下ろすと若干繊維が気になるかもしれません。。さらに残念なのは、味、香りが強いので少量で事足りてしまう事。これでは生産者からすればたくさん買って欲しいはずですが、少量で十分味わいが楽しめてしまうのです。良い食材を作っているのに、特徴のおかげでちょっと残念。先ほどお話しした友人も「薬味で使うと少ししか必要ないので良し悪しだ。もっと量を食べてもらう料理の方法はないか」と言っていました。

輪郭がハッキリした味と香り

私のオススメの料理はきなしょうがの天ぷらです。

きなしょうがを佃煮にしてそれに衣を付けて揚げる。きなしょうがの爽やかな香りと衣をまとう事で辛みが和らぎ、優しい甘みが顔を出します。ご飯のお供にはもちろん、ビールや日本酒などお酒の肴としてもgood。佃煮にしておけば長期保存も効くし、そのまま食べられるしこちらも一石二鳥。

きなしょうがはまだまだ生産量は多くなく見かける事は少ないと思いますが、少しづつ市場に出て来ています。加工品での販売も行なっていますので是非食べてみてください。

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